医療者の私達こそ行動経済学的なバイアスを自覚するべき

医療現場の行動経済学 〜すれ違う医者と患者〜 著者:大竹文雄・平井啓 Short summary 医療に携わっていて患者さんとのコミュニケーションでうまく意思疎通できないことがあります。なんでこの人はこんな選択をするのか?本当に自分が言いたいことが伝わって…

自分がほしい本が見つかるかもしれません。

医療人類学を学ぶための60冊 〜医療を通して「当たり前」を問い直そう〜 著者:澤野美智子 タイトル通り、医療人類学を学ぶための60冊についてのポイントが記載してあります。医療人類学を学び始めて、これからもっと深く学びたい人には自分の思考にあった本…

根本的な問題解決法を助ける思考法

システム・シンキング入門 著者:西村行功 Short summary システムを意識すると言っても何を意識したらいいの?それをこの本が教えてくれます。システムの構造を理論的に説明してくれる本です。システムを理解することで問題の本質を見つけやすくなります。…

確率論を装った<弱い>運命論と戦う自分

急に具合が悪くなる 著者:宮野真生子 磯野真穂 Short summary 癌に侵された哲学者と文化人類学者の手紙のやり取りを本にしたものです。自分は医師ですが、こういった切り口で患者を診ることはほとんどないでしょう。医師として弱い確率論を提示し、相手がど…

システムってなんだろう?

みんなのシステム論 著者:赤津玲子 田中究 木場律志 Review 「システムってどういうことだと思う?」 と聞かれて全く意味がわかりませんでした。その質問をしてきた人曰く、世の中はシステムで出来ているということでした。そのシステムを理解するために本…

もはや教科書!男の義務教育にしたいくらいです。

女の機嫌の直し方 著者:黒川伊保子 Short summary 女性脳と男性脳の違いをあなたは知っていますか?女性脳の働きを知ることで女性の理解へ繋がります。キーワードは「共感」。モテたい男性、妻の話にイライラする男性、母がめんどくさいと思ってる男性、etc…

身体所見、意識してますか?

高齢者診療で身体所見を 強力な武器にするためのエビデンス 著者:上田剛士 Short summary 高齢化が進んでいる昨今の日本では医療の需要はますます高くなってくると思います。そこで検査をとりあえずするのではなく、身体所見をとり検査前確率を上げたり下げ…

異文化の理解を通じて他者への理解を深める

「共感」へのアプローチ 〜文化人類学への第一歩〜 著者:渥美一弥 Short summary 文化人類学という言葉をあなたは聞いたことがありますか?異文化を比較して考え、その「異なり方」を理解していこうとする学問です。文化人類学は自分のものの見方を変えてく…

言うは易く行うは難し:千里の道も一歩から…

ステップアップEBM実践ワークブック 〜10級から始めて師範代をめざす〜 著者:名郷直樹 Short summary “EBMは道具である“わかっていても使いこなせないのなら何の意味もない。日常診療でも私達は多くの問題に直面する。しかし私達は問題を問題とも認知してい…

サムスカってLCの腹水には使わない?使う?

Clinical Question : 肝硬変患者の腹水コントロールはどうしたら良いのか? Presentation 80歳台の女性。肝硬変、肝細胞癌にてフォロー中。積極的な治療は行っていない。以前、腹水が出現したため入院して利尿薬調整を行い特養に退院。以後は落ち着いていた…

母親育児 → 夫婦で育児 → チームで育児(今ここ)

育児は仕事の役に立つ 〜「ワンオペ育児」から「チーム育児」へ〜 著者:浜屋裕子 中原淳 Short summary 「チーム育児」。子育ては1つの「プロジェクト」です。夫婦“だけ”で頑張るのではなく、夫婦も含めたチームで育児をする重要性がよくわかります。また…

プライマリ・ケア医は婦人科領域どこまでみれるか?

こんばんは。 だんだん暑くなってきております。 ただ、僕の地域はまだ朝・夜は少し冷えますね。 今の感じで行くと続けていくのがしんどくなってきたので、 もう少しゆるーくやって行こうと思います。 EBMは少しずつ。少量頻回。夏の水分補給とおんなじです…

来週もまた来てくれますか?(いいともぉ〜♪):長寿外来に向けて。

また来たくなる外来 著者:國松淳和 Short summary 外来診療が得意な医師は読まなくていいです。外来が始まる前は憂鬱でしょうがない人は間違いなくこの本を読むべきです。この本は外来診療の指南書というよりも「自己啓発本」です。外来診療に対しての考え…

あんまり気にしない?高トリグリセリド血症

Clinical Question : 高TG血症(600台)の患者で治療したほうが良いか迷った Presentation 定期外来を受信されている患者。脂質異常症の定期フォローでTG高値あり(1000over)。1ヶ月後に再検しTG 600台まで低下 治療 についてのCQ ▶ RCTが適している P:高…

完全左脚ブロック。去年とECG変わっとるやん…

MKSAPを中止した代わりに 1日1CQ(Clinical Question) をやってみようとおもいます!! 参考図書は↓ ”その場の1分、その日の5分” 著者:名郷直樹 僕の出身大学の大先輩です! それではやっていきましょう!! Clinical Question : 無症候性左脚ブロッ…

SNSにどんな投稿したらいい?その悩み解決します!

〜SNSの超プロが教える〜 ソーシャルメディア文章術 著者:樺沢紫苑 Short summary 今やインターネットで多くの人と繋がる時代です。ソーシャルメディアの使い方で迷う人も多いと思います。そんなあなたにこの本はおすすめです。ネタの探し方や文章の書き方…

MKSAPについて

少し気がかりだったのですが、、、 おそらく著作権に引っかかってしまいます。 明日からも解き続けますが配信は終了します。 一緒に勉強してくれる方がいればなぁと思いながらコツコツ続けていきます。 その代わり、連休明けから1日1CQ(Clinical Question…

ACPや意思決定支援が上手く行かない。そんなあなたにおすすめです!

正解を目指さない!?意思決定⇔支援 〜人生最終段階の話し合い〜 著者:阿部泰之 Short summary 医療従事者であればACP(アドバンス・ケア・プランニング)という言葉は最近良く聞く思います。具体的に何をすればよいかわかりますか?そんな疑問にこの本はピッ…

メモで未来を変える技術 〜たった100円で潜在意識の扉を開く〜 (著:小野正誉)

Short summary 皆さんには叶えたい「夢」はありますか?そのために、何か努力はしてますか?小さな夢でも大きな夢でも、メモに書いて見返すだけ。そうすれば自分の潜在意識が働いて夢が叶います!著者の苦労話も心に刺さります。夢って意外と自分の近くにあ…

〜脳のパフォーマンスを最大まで引き出す〜 神・時間術 (著:樺沢紫苑)

Short summary この作者の価値観がとても好きです。自分がより楽しく生きていくために時間は“創る“ものである。時間の創り方・使い方の道標になる本だと思います。実際、自分の行動も変わってきています。1日24時間じゃ足りない(涙)って人は読んで、実践し…

上手な教え方の教科書−入門インストラクショナル・デザイン− (著:向後千春)

Short summary “インストラクショナル・デザイン(ID)” 皆さんは御存知だろうか?「教える」ことは日本では、背中を見て育てという教え方が主流だった。そしてそれは今も同じだ。人に何か教えるということにも体系的な方法がある。この本はその基礎を教えて…

エッセンシャル思考  〜最小の時間で成果を最大にする〜  (著)グレッグ・マキューン

Short summary エッセンシャル思考とはものごとの本質を捉えそれに向かってまっすぐ進むためのツールである。今の世は選択肢が多くあり、「自分が本当にしたいこと」を簡単に見失ってしまう。それを乗り越える技術をこの本が教えてくれた。自分の夢や将来へ…

高齢者のための感染症診療  (著者:岩田健太郎(監修・著)、高山義浩、馳亮太)

高齢者診療がメインとなる医師は必携の本です!! 誤嚥性肺炎について正確に診断する自身もなく、治療法についてもしっかりわかっていませんでした。ルーチンの診察で何を気をつけて診察すればよいか曖昧だったし、発熱の患者の診察では「頭のてっぺんから爪…

〜学びを結果に変える〜 アウトプット大全 (著:樺沢紫苑)

この本を読む前はインプットするばかりでアウトプットをする機会はありませんでした。いままで自分を変えようと思っていましたがなかなかうまく行きませんでした。それがこの本を読んではっきりわかりました。それは自分がアウトプットを行なっていなかった…

元気と幸せを分け与えられる人に

はじめまして。 自己研鑽の一環としてブログを書いてみようと思い、情報発信のために始めました。 タイトルは自分の夢です。 総合診療医を目指している現在医師4年目です。 自治医科大学を卒業し、地域医療に貢献しています。 しかし、情報収集・発信ができ…