根本的な問題解決法を助ける思考法
システム・シンキング入門
著者:西村行功
Short summary
システムを意識すると言っても何を意識したらいいの?それをこの本が教えてくれます。システムの構造を理論的に説明してくれる本です。システムを理解することで問題の本質を見つけやすくなります。自分のやっている行動は実は本質的な問題解決法では無いかもしれません。あなたもシステムの世界に飛び込んでみませんか?
Review
システムシンキングについては詳しくは理解していませんでした。そもそもシステムとは1つ1つの要素が関係し合って大きなものを動かしてるという漠然としたイメージしかありませんでした。それを言語化して学びたいと思い本書を手にしようと思いました。
システムで最も重要な要素といっても過言ではないのが「時間」という要素を考えることでした。自分たちが考えている問題解決などは実は根本的な問題を見落としていることが多いようです。物事の本質を押さえられるようになることがシステムシンキングで重要視されることです。私達の問題解決の対応に対して結果はすぐにみえるものと、遅れて起こってくる結果があります。そこのフィードバックには時間がかかることが多いです。その遅れてくる結果のほうが根本的問題のことが多いため、時間という概念も考えなければなりません。
問題を見つけるためには時間がかかるということも考えに入れて行動するようにしたいと思いました。また、目の前の問題ではなくその向こうにある“本当の”問題を見つけることができるようにシステムを意識していこうと思いました。